ネット副業でよくあるのは、仲介手数料が法律で決まっているという不動産会社の決めつけにあります。
気に入った物件が見つかり、売買契約しようとしたら、仲介を依頼した不動産会社から、法外な仲介料を取られたというネット副業がよくあります。
仲介手数料は、不動産基礎知識としては常識で、ネット副業を回避するには、必要最低限の知識と言えます。
売買価格が400万円を超える場合は、売買価格の3%+6万円×1.05が上限になるので、ネット副業を避けるために認識しておきましょう。
ただ、これはあくまで上限で、仲介手数料は上限の範囲内で、あくまで合意によって決めるものであることも知っていれば、ネット副業を避けやすくなります。
他の物件を買うなどの事情で解除する場合は、不動産会社の責任によらない事由での解除になるので、仲介手数料が発生することになり、ネット副業になりやすいのです。
また、売買契約が成立して不動産会社に報酬を支払う際、仲介手数料以外にコンサルティング手数料を上乗せさせられるというネット副業もよくあります。
依頼した覚えのないコンサルティング手数料の請求を受けるネット副業の場合は、はっきりと仲介手数料を支払えば十分である旨を伝えることです。
ネット副業にならないよう、仲介業務では、基本的に契約が解除されても、不動産会社は報酬を請求できないようになっています。
仲介業務だけを依頼しようとしているのに、コンサルタント料を支払う旨の契約を結ぼうとしている場合も、ネット副業になるので、はっきりと断ることです。
売買契約を行った後、他の物件が見つかって、手付金を放棄して契約を解除する際、仲介手数料を請求されるというネット副業もよくあります。
ただ、媒介契約書の約款には、契約が成立したときは、報酬を請求できる旨が明記されているので、ネット副業では注意しなければなりません。
こうした行為は、仲介手数料の上限を超えて違反になる可能性もあるので、ネット副業対策として、しっかり確認することです。
ただ、ローン不成立のために契約が解除された時は、不動産会社は報酬を請求できないと規定されているので、こうした場合の解除では仲介手数料は発生しません。
とりあえずは、ネット副業にならないよう、しっかりと媒介契約書の内容を確認することです。